脳の構造と機能 〜入門編〜【初心者でも大丈夫!解剖学シリーズ】

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初心者でも大丈夫!脳の構造と機能シリーズ

今回から新しくはじまった『初心者でも大丈夫!脳の構造と機能シリーズ!』

お手当て療法はお子様の発達の遅れや発達障害などの問題、トラウマやうつなどの心理的問題、脳梗塞後のリハビリや認知症などの神経疾患の家庭療法として、またセラピストの方にはそのようなクライアントに対して効果的に助けとなれます。

そのようなお悩みと深く関わってくる「脳の構造と機能」についてお話ししていくシリーズです。

初回は入門編として、脳全体の大まかな構造と機能について解説していきますね。

 

脳というのは運動や感覚といった情報伝達と感情や理性という精神活動という様々な生命活動を司っているところです。

 

他の臓器とは違い、脳は場所によってそれぞれ働きが違っていますので、場所ごとの機能を一つ一つ解説していきますね。

 

本記事を書いている私は整体歴15年で、整形外科クリニックでも8年間の臨床経験があります。
質の高い研修会や学会に年間100時間~200時間参加し、知識や技術を学んでおり、解剖学知識については日々研鑽していますので、記事の信頼性に繋がるかと思います。

 

脳の分類

脳は、大脳・小脳・脳幹に大きく分けられています。

大脳(だいのう)

人の脳で最も発達した部分で、一般的に連想される「脳」とは、この大脳のことを言っています。

また、大脳は前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に区別されていて、それぞれの場所ごとに働きが違ってきます。

 

●前頭葉(ぜんとうよう)

・運動機能

・目を同じ方向に向ける運動

・運動性言語中枢

・精神活動(感情、判断力)

 

●頭頂葉(とうちょうよう)
姿勢や手や足の位置、関節が曲がっている角度を認識するという身体の空間認識を担当します。

 

●側頭葉(そくとうよう)
聞こえてきた音を言葉として認識したり、何の音であるかを識別する聴覚の認識を担当します。

 

●後頭葉(こうとうよう)
目で見たものの大きさ、形、色などを解析し、視覚情報を担当します。

 

間脳(かんのう)

視床は身体から入ってきた嗅覚以外のすべての感覚情報を大脳に送る感覚の中継地点になります。

また、視床下部は自律神経の最高中枢です。

 

脳幹(のうかん)

脳幹は中脳(ちゅうのう)、橋(きょう)、延髄(えんずい)の3つの場所から構成しています。

 

脳幹には脳神経が集まっていて、頭や顔、舌、喉の運動・知覚、味覚や聴覚などの感覚を担当します。

また、延髄には心臓中枢、血管運動中枢、呼吸中枢、嚥下中枢など生命を維持する中枢です。

小脳(しょうのう)

・平衡感覚

・筋肉の緊張の維持と姿勢の保持

・運動をスムーズで正確にできるよう調節しています。

脳のまとめ

さて、ここまでで脳の構造と機能について概要は理解して頂けましたでしょうか?

 

専門用語が多く、初めてだと少し難しく感じるかもしれませんが、いずれにして後々繰り返し出てくる言葉です。

「脳にはこういう言葉があるんだなぁ。」程度に、頭の片隅にでも記憶を留めて置いててくださいね。

次回からは脳の各部位について掘り下げてお話ししていきたいと思います。

 


吉原博紀(よしはらひろき)

【生年月日】1983年5月15日
【出身】広島県尾道市
【趣味】写真、旅行、フットサル、ヨガ、買い物、美味しいもの食べるなど
2004年 メディカルカイロプラクティックカレッジ卒業(全日制2年間)
2005年 MCC横浜認定メディカルカイロプラクター授与
・田園都市整形外科クリニック カイロプラクティック担当
・センター南カイロプラクティック勤務
2013年11月 「青葉台リーフ整体院」開院
普段は横浜の青葉台にて整体院を営んでいます。
頭蓋領域のオステオパシーを習得し、発達障害や自律神経系にも対応できるアメリカ発祥の機能神経学も継続して学んでいます。
現在は、うつや自律神経の不調でお悩みの方、乳幼児・子どものトラブル(発達障害、起立性調節障害など)の方を多く診させていただいております。